主催:アンコールワット日本語教師会 協賛:アンコール日本人会、株式会社スリーエーネットワーク 後援:国際交流基金、在カンボジア日本国大使館
2012年7月7日(土)、8日(日)と2日間にわたり、シェムリアップの国際日本文化学園において第1回アンコールワット国際日本語教育セミナーが開催されました。
カンボジアでは初めての試みで、国外からは、ラオスからラオス日本センター、タイから国際交流基金バンコク日本文化センター、ランシット大学、マレーシアからマラヤ大学の3カ国4機関が参加。カンボジア国内から、王立プノンペン大学、名古屋大学日本法教育研究センター、カンボジアメコン大学、メコン大学バッタンバン校、バッタンバン大学、カンボジア日本人材開発センター、ながさきSCHOOL、CJBS NGO、アンコール大学、国際日本文化学園、山本日本語教育センター、IKTT伝統の森学園飯田小学校など多数の機関が参加し、機関報告、日本語教育の実践報告、研究発表がなされました。ネイティブ、ノンネイティブに関わらず日本語教育に対する情熱が伝わってくる発表でした。各機関が20分から30分の持ち時間で全員がレジュメやパワーポイントを使用し分かりやすい解説に努め、発表後は質疑応答もあり活発に意見交換が行われました。
また招聘講師として慶應義塾大学日本語日本文化教育センターの市川保子教授をお招きし、ワークショップでは市川先生が学習者の誤用の見極め方をテーマに日本語学習者による間違った実例を基に分かりやすく解説して下さいました。基調講演とワークショップを通して著名な先生のお話を直に伺う事が出来、カンボジアの日本語教師の今後の励みとなりました。
この様にカンボジアの日本語教育関係者が一同に集う機会は今までになく、その事だけでも意義があるように思われます。また、カンボジアの教師達が近隣諸国の教師とお互いに情報交換出来、良い刺激になったと思われます。今回のセミナーの参加者は、カンボジア人41名、日本人39名、その他5名の合計85名に上りました。カンボジアにおける日本語教育の発展に少しでも寄与出来ればと思い、この様なセミナーが続けられることを望みます。今の予定では、毎年でなく今後隔年実施で検討しています。
JapaneseSeminar